<猫の目線>
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作成日時 : 2008/05/18 16:03
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昨年の夏、腰の手術をしてケアーのためコルセットを装着している。そのため、立っていても座っていても、腰を折って前かがみになれない。まことに不自由なものである。庭の花や木の世話は四つん這いになってあちこち這いずっている有様で、そんな自分の姿を妻が写真に撮って「戌年だからお似合いね」とか言って笑っている。だが、こんな姿勢で地面を眺めることはこれまでに無かったことで、とても新鮮な視角なのだ。頬を地面に接するほどの目線で木や草花の根元を眺めると、雑草ばかりでなく、落ち葉の下の虫たちが見えたり、突然カナヘビ(トカゲの小さいやつ)と出くわして仰天したりする。なるほど、犬や猫はこんな風にものが見えているのかと、新たな発見に納得した。植物の根元をよく観察する手始めにもなって、腰のコルセットも「災いを転じて福となす」の喩えかなと、わが身にいいきかせている。
新緑の中で鮮やかなピンクが眩しいアルメニアの花。
カナヘビも頻繁に出会って睨めっこをしていると、可愛いくなってくる。「やぁ また逢ったね」とか言ってやると、彼も身構えたりしなくなる。気のせいかな。
卯年の妻にプレゼントしたテラコッタのウサギ。
小さなアイリスの花も盛りだくさんになると存在感がある。
冬に地上部が枯れてしまう宿根草は、うっかり忘れてしまうこともある。春にまた芽が出て花が咲くと
「あ、そうだった!」と去年この場所に咲いていたことをおもいだす。このオダマキも可哀そうにすっかり忘れていた。
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